りお’s diary

株式相場の波乗り練習帳。

10月の売買その2

前回の記事でお話しした通り、10月の2つ目の売買について書きます。

銘柄は9984で、11/4にマルにしたというものです。(これ以外にもあと2つ入っています。)

大失敗し、読んでいただくのも申し訳ないほどなので、この記事は後で時期をみて削除してしまうかも知れませんが、やはり一旦ブログに書くことにしました。

結論を先に述べますと、約38万円 損切りで、以下が内訳です。

利確 90800円

損切 -473600円

差引 -382800円

サヤが大きい銘柄をやりたいと思いましたが、サヤが大きいということは、利益も大きいですが損もまた大きいのだと実感した売買になりました。今後はホドホドにします。

 

まず、10月と11月の場帳と玉帳を貼ります。

玉帳は、黒字が建玉で、色の部分は返済です。

場帳を書いていて、いくつかの銘柄が、10月6日頃高くなっていて、売りのチャンスと思いましたが、逃してしまいました。

数日後、その悔しさが残る中、下げ遅れている(と思い込んだ)9984に入りました。

「下げ相場の戻りである」と勝手に決めつけたのが、まず大元の大失敗だったと思います。

陽線新値を6本も更新していたので、これは「上げ相場に転換したのではないか?」とまず疑ってみるべきでした。

でも私は陽線新値を更新しても「今度こそ天井」と思い続け、下がった時の利確のチャンスも「もっと下がるかも」と欲張って見送り、損を拡大してしまいました。

9984は、往来相場が続いていたのですが、5984円という往来の高値をブレイクしてしまったので、遅くともこの時点で一旦損切りするべきでした。

6000円を目処にして、そこを超えたら嫌でも損切りをし、また往来に戻れば売り直せば良い…という頭が働きませんでした。

欲を言えば6000円でドテンして逆差しできればもっと良かったです。

6000円を通過した時点で、

1- 5460

1- 5500

1- 5715  3-0 (5558)

という3つの売玉があり、それが最後まで足を引っ張り、6706という、ほぼ目先天井で投げるという最悪の結果になりました。(この3つだけで-34万です。)

6000円で切っていれば、-13万円で済んだのですが、-13万円が悔しくて切れなかったのです。

思い切ってドテンしていれば、6700円時点で21万円にもなりましたが、「下げ相場の戻り」とか「往来だから、すぐに下がる」とか、思い込みが強すぎて「上げ相場になっている」という事実を受け入れられませんでした。

6706で損切りする前、評価損は他の玉も含めて-35万円になっていましたが「なぜ自分は「3-0 (5558)」を持っているのか?」と考えると、この評価損をゼロに戻すために持っているのだとわかりました。

これは、言い換えれば、「あと35万円を稼ぐために、平均5558円まで下がるのを待つという手段を使う」ということでもあります。

35万円を稼ぐための手段だと考えると、5500円まで下がるのをひたすら待つというのがあまり有効ではないような気がしてきました。

それで急に損切りの決意が固まりました。損の金額は大きいですし、それまでの大小様々のミスは悔しいですが、損切り自体に後悔は殆どありません。

一旦マルにして、高値で売り直すとか…下げに転じてから戻り売りをするとか、他にも相場でお金を稼ぐ手段はいくらでもあると思えたからです。

そう考えると、現時点の9984は、買うにも売るにも相応しい状況にないので、一旦距離を置くのが妥当、損切りした方が得だと思ったのです。

また、今回のトータルの損失「38万円を稼ぐ」というのは、今すぐにやらなくても良いのだということにも気づきました。

先生の「天井も底も逃げないので、基礎をまずやれ」という言葉を思い出します。

今は、本当にその通りだと思っています。

9984に再び入るなら、その前に、折線と月足を描いてからにしようと思います。

また、「38万円を稼ぐ」手段として、この銘柄にこだわる必要もないわけです。場帳は他にも色々描いているので、今度チャンスを見つけたら、入る前にグラフを書くことにします。

「チャンスを逃したくない」と焦ってエントリーしていまいましたが、「グラフを描いてからにしよう」としたら、グラフを書くのに1-2週間、もしかしたら出来上がってないかも知れませんし、そうなると、今回の「売り手の危機的異常な爆上げ」に遭遇しなかったかも知れないですし、少なくともお金は残っていたはずです。

グラフを描く時間をとっていたら、チャンスを逃すどころか、危機を回避できたかも知れないのです!

また、欲に駆られて基本の売買を無視してしまったのも反省です。

5210のようにきちんと「逆行したら損切り」と決めて、ポツンと1枚建てて、2週間待って落とす…とやっていたら、陽線新値7本目で逆行と見て、次の日に利確で落とせたので、3000円もうかって終わったはずでした。

粘って逃したとしても、最大で-5万円の損失で済みました。

基本から離れると痛い目に遭います。

●良かったこと2つ

最後に、今回の9984の売買で良かったことを2つ書きます。

まず1つ目は、戻り売りの練習になったということです。上げ相場にもかかわらず、90800円も利確できました。

このことは、少し自信につながり、今後に活かせそうだと感じています。

建玉を残さず、どんどん利確していけば、ほぼ常にマルという安全な状態でもいられ、損も殆どなかったはずで、巨額な損切りとは無縁の世界にいられたはずです。

先生が先日、戻り売りで100万円なんてスグというコメントを下さいまして、その時は、何だかさっぱり実感がわかなかったのですが、今回、1万円や2万円を何度か利確しながら、「こういうことを100回やれば、確かに100万円になりそうだ」と感じることができました。

2つ目は、証券口座の評価損を減らすことと、現金を増やすことは全く別の話だということを実感できたことです。

損は損でおいておきましたが、その間、何度も利確していると、現金自体は増えていくことに気づきました。

私は、先生の教材を買う前、評価損のマイナスの数字を消したくて、しなくてもいい損切りをやりすぎていたような気がします。

今回も、実のところ、もっと資金力があれば、損切りはせずに、5500円になるまで放置でも良かったですし、もっと高値で10倍ぐらい売って、平均値を上げることもできたはずです。

ただ、資金と建玉に対して評価損が大きいと、新たに建玉したくてもできなくなっていくので、それが限界値だと思われますので、評価損も少ないに越したことはないのですが。

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以上で、9984に関する話題を終えます。

そして、やはり少し休みを入れなければと思いました。お金だけでなく、エネルギーも吸い取られたようで、何だかとても疲れました。

他の2銘柄も、あまり深追いせずに、利確できるところで利確し、近いうちに一旦全部マルにし、グラフと場帳だけ描いて充電したいと思います。

長々とまとまりがなく、また、大変お聞き苦しいような内容を、失礼いたしました。